logo.net

Current: 日本語

book-history-of-science


科学の発見

投稿日:2025年2月9日

タイトル: 科学の発見

著者:  スティーヴン・ワインバーグ 著

出版社:  文藝春秋

発行日:  2016.5

価格:  1950円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


紹介

●本書は不遜な歴史書だ!

ギリシャの「科学」はポエムにすぎない。
物理こそ科学のさきがけであり、科学の中の科学である。
化学、生物学は物理学に数百年遅れていた。
数学は科学とは違う――。

1979年のノーベル物理学賞を受賞した著者が、
テキサス大学の教養課程の学部生にむけて行っていた講義のノートをもとに
綴られた本書は、欧米で科学者、歴史学者、哲学者をも巻きこんだ大論争の書となった。
「美しくあれかし」というイデアから論理を打ち立てたギリシャの時代の哲学が
いかに科学ではないか。アリストテレスやプラトンは、今日の基準からすればいかに
誤っていたか。容赦なく現代の科学者の目で過去を裁くことで、
「観察」「実験」「実証」をもとにした「科学」が成立するまでの歴史が姿を現す。


[目次]
はじめに 本書は不遜な歴史書だ
本書は学部の学生に、科学史を教えていた講義ノートから生まれた。
古代ギリシャのプラトンらの主張は今日の科学の眼から見ると何が「科学」
ではないのか? 私は現代の基準で過去を裁くという危険な領域に踏み込む


第一部 古代ギリシャの物理学

第一章 まず美しいことが優先された
世界はかくあれかし、ギリシャの哲人たちは思索した。原子論に似た
アイディアまで生まれたが、しかし、タレスらは、その理論が正しいかの実証
については興味がなかった。彼らは科学者というより「詩人」だったのだ

第二章 なぜ数学だったのか?
ギリシャではまず数学が生まれた。数学は観察・実験を必要としない。
思考上の組み立てのみで発展する。しかし、ここでも美しくあることが
優先され、ピタゴラス学派は「醜い」無理数の発見を秘密にし封印することに

第三章 アリストテレスは愚か者か?
アリストテレスの物理学とは、自然はまず目的があり、その目的のために
物理法則があるというものだった。物が落下するのは、その物質にとって
自然な場所がコスモスの中心だからだと考えた。観察と実証なき物理学

第四章 万物理論からの撤退
ギリシャ人が支配したエジプトでは、以後十七世紀まででも最高の知が
花開いた。万物を包括する理論の追究から撤退し、実用的技術に取り組んだ
ことが、アルキメデスの比重や円の面積などの傑出した成果を生んだのだ

第五章 キリスト教のせいだったのか?
ローマ帝国時代、自然研究は衰退した。学園アカデメイアは閉鎖され、
古代の知識は失われる。それはキリスト教の興隆のせいか? 議論はあるが、
ギボンは「聖職者は理性を不要とし、宗教信条で全て解決した」と述べた


第二部 古代ギリシャの天文学

第六章 実用が天文学を生んだ
古代エジプト人は、シリウス

↑_ Goto TOP


この世界を知るための人類と科学の400万年史

投稿日:2025年2月9日

タイトル: この世界を知るための人類と科学の400万年史

著者:  レナード・ムロディナウ 著

出版社:  河出書房新社

発行日:  2016.5

価格:  2600円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


著者プロフィール

レナード・ムロディナウ  (ムロディナウ,レナード)  (

1954年アメリカ生まれ。カリフォルニア大学で博士号を取得した後、マックスプランク物理学研究所やカリフォルニア工科大学で量子力学の理論研究をおこなう。著書に『たまたま』、『しらずしらず』がある。

水谷 淳  (ミズタニ ジュン)  (

翻訳家。東京大学理学部卒業。訳書に、ウェッブ『「無」の科学』、スチュアート『数学の秘密の本棚』、リーバー『数学は世界を変える』、ムロディナウ『しらずしらず』、クロッパー『物理学天才列伝』などがある。

↑_ Goto TOP


物理学は世界をどこまで解明できるか : 真理を探究する科学全史

投稿日:2025年2月9日

タイトル: 物理学は世界をどこまで解明できるか : 真理を探究する科学全史

著者:  マルセロ・グライサー 著

出版社:  白揚社

発行日:  2017.7

価格:  2500円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


紹介

実用面で成果を挙げる物理学が、未だに宇宙の真理にたどり着けないのはなぜか?世界に関する知識の歴史・物理法則・人間の認知から浮き彫りになる「限界」を通して、科学がもつ力をとらえなおす。

目次

1 世界の起源と天界の本質(信じる意志
空間と時間を越えて
あるべきか、なるべきか、それが問題だ ほか)
2 錬金術から量子へ-実在のとらえがたい本質(すべては無の中に浮いている
技と自然の驚くべき力と効力
捉えどころのない熱の性質 ほか)
3 心と意味(人間の法則と自然の法則
不完全性
超人的な機械の不吉な夢、あるいは情報としての世界 ほか)

↑_ Goto TOP


科学文明の起源 : 近代世界を生んだグローバルな科学の歴史

投稿日:2025年2月9日

タイトル: 科学文明の起源 : 近代世界を生んだグローバルな科学の歴史

著者:  ジェイムズ・ポスケット 著

出版社:  東洋経済新報社

発行日:  2023.12

価格:  3200円

書籍情報:  国会図書館  版元ドットコム  Amazon


紹介

ヨーロッパ中心の科学史を覆す!
科学革命は大陸を越えた文化交流と、古今東西の知られざる科学者のたゆまぬ努力によってもたらされた。
現代世界の見方を変える、かつてない視点で描く近代科学の発達史。

コペルニクスやガリレイ、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインといった科学者の名前は、誰もが知っている。
そして、近代科学は16世紀から18世紀までにヨーロッパで誕生し、19世紀の進化論や20世紀の宇宙物理学も、ヨーロッパだけで築かれたとされている。
しかし、科学技術史が専門のウォーリック大学准教授、ジェイムズ・ポスケットによれば、このストーリーは「でっち上げ」であり、近代科学の発展にはアメリカやアジア、アフリカなど、世界中の人々が著しい貢献を果たしたという。

科学の未来は、グローバリゼーションとナショナリズムという2つの力の中間の道を見つけられるかどうかに懸かっている。
政治やイデオロギーによって書き換えられてしまった科学の歴史を明らかにし、科学発展のグローバルな過去をつまびらかにすることで、科学の未来について考えさせる書。

「国際的なつながりが、時代を超えて科学の進歩を刺激してきたことを説明する」
――アリス・ロバーツ(『人類20万年 遙かなる旅路』著者)

「近代科学がヨーロッパだけで発達したものではないことを、説得力をもって示してみせる」
――ジム・アル=カリーリ(『量子力学で生命の謎を解く』共著者)

「標準的な科学史ではその偉業が語られることのない科学者たちの物語を楽しく読める」
――イアン・スチュアート(『もっとも美しい対称性』著者)

目次

はしがきーー近代科学の起源

第1部 科学革命 1450年頃~1700年頃

第1章 新世界との出合い
1 新世界の博物学
2 アステカの医学
3 人類の発見
4 アメリカの地図を作る
5 まとめ

第2章 天文学の興隆
1 古代文書の翻訳
2 ルネサンス期ヨーロッパにおけるイスラム科学
3 オスマン帝国のルネサンス
4 アフリカの天文学者
5 北京の天文学
6 インドの天文台
7 まとめ

第2部 帝国と啓蒙 1650年頃~1800年頃

第3章 ニュートンの発見を導いたもの
1 ゴレ島での振り子の実験
2 インカの天文学
3 太平洋の航海者たち
4 ロシアにおけるニュートン科学
5 まとめ

第4章 経済のための博物学
1 奴隷制と植物学
2 東インドの自然史
3 中国の飲み物
4 江戸時代の日本における自然の研究
5 まとめ

第3部 資本主義と紛争 1790年頃~1914年

第5章 進化論と生存競争
1 アルゼンチンの化石ハンター
2 ロシア帝国の進化論
3 明治時代の日本と「生存競争」の概念
4 清朝中国における自然選択説
5 まとめ

第6章 ナショナリズムと国際主義
1 戦争とロシア帝国の科学
2 オスマン帝国の工学
3 植民地インドにおける科学と産業の発展
4 明治の日本の地震と原子
5 まとめ

第4部 イデオロギーと戦争の余波 1914年~2000年頃

第7章 政治の時代の物理学
1 革命後のロシアの物理学
2 中国におけるアインシュタインの相対論
3 日本の量子力学
4 物理学と帝国との闘い
5 まとめ

第8章 冷戦と遺伝学
1 メキシコにおける「緑の革命」とヒト遺伝学
2 独立後のインドにおける遺伝学の発展
3 毛沢東のもとでの共産主義的な遺伝学
4 イスラエルと集団遺伝学
5 まとめ

エピローグ 科学の未来

謝辞
原注
図版出典
口絵出典
索引

著者プロフィール

ジェイムズ・ポスケット  (ジェイムズ ポスケット)  (

ジェイムズ・ポスケット
ウォーリック大学准教授。科学技術史が専門。ケンブリッジ大学で博士号を取得し、ダーウィン・カレッジのエイドリアン・リサーチ・フェローシップを取得した。『ガーディアン』『ネイチャー』『BBCヒストリーマガジン』などに寄稿し、インドの天文台からオーストラリアの自然史博物館まで、世界各地を調査のために訪れている。2013年にはBBC新世代思想家賞の最終選考に残り、2012年には英国科学作家協会による最優秀新人賞を受賞している。学術書『Materials of the Mind』の著者であり、本書は一般読者向けの初めての作品である。

水谷 淳  (ミズタニ ジュン)  (

水谷 淳(ミズタニ ジュン)
翻訳者。主な訳書にレナード・ムロディナウ『「感情」は最強の武器である』(東洋経済新報社、2023年)、イアン・スチュアート『世界を支えるすごい数学』(河出書房新社、2022年)、グレゴリー・J・グバー『「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた』(ダイヤモンド社、2022年)、ジム・アル=カリーリ/ジョンジョー・マクファデン『量子力学で生命の謎を解く』(SBクリエイティブ、2015年)などがあり、著書に『科学用語図鑑』(河出書房新社、2019年、増補改訂版2022年)がある。

↑_ Goto TOP